40代後半ともなると髪の悩みが増えてくる。
薄毛、白髪、髪のパサつき、ハリのなさ・・・。
みんなが通る道で仕方がないことではあるけれど、
鏡を見るたびに悲しくてため息が出る。
若い頃にも髪の悩みはあった。
でもそれはカールの上手な作り方だったり、何色が似合うかなど、
いかにキレイに見せるかの悩みだった。
理想のヘアスタイルを作るためにホットカーラーなどの道具を買ったり、
奮発して有名なサロンに行ったりもした。
それなりに出費はあったが楽しい出費だった。
アラフィフになり悩みの種類が確実に変わった。
今は落ちていく髪のクオリティをいかに平均点にキープするかだ。
一番気にしているのは白髪。
最近ではシルバーヘアの認知度が上がってきたが、私にはまだその勇気はない。
次に深刻なのは薄毛。
ボリュームを出すのに以前の3倍の時間と労力がかかるようになった。
がんばりすぎるあまり、ドライヤーの使い過ぎで髪が痛んでしまった。
髪だけじゃなく肩や腕にも負担がきてしまう。
五十肩には長時間のドライヤーはキツいのだ。
若い頃とは悩みが違えば出費の方向も変わってくる。
2か月に1度の白髪染めはもちろん、
成長が早い白髪にはペンタイプで応急処置をする。
薄毛にはいろいろな種類の整髪剤を駆使してボリュームを増やす。
美容師さんから「これイイですよ」と薦められればすぐに試したくなる。
他にもパサつきには美容液、加齢臭にはそれ専用のシャンプーなど、
あれこれとかなり出費がかさんでしまう。
若い頃の「楽しい出費」から今では「切ない出費」に変わってしまった。
20代の頃のクオリティを求めているわけではない。
目指すのはアラフォーのレベルだ。
年齢を重ねても美しくありたりと思うのはそんなに悪いことじゃないはず。
ポジティブに考えてこれからもほどほどにがんばるぞ。